●遺古美術・骨董の目利き。


目利きになる心得とは・・・

お金はたくさんあってもダメかもしれません。

金がないほうが集中して物が見れます。ないからなんとか安くなるように真剣に交渉します。

少しお金があると、まあいいかと妥協、ゆるくなります。

集中できず、いい加減に。

ないほうが、モノに対して真剣です。

それで、目が利くようになると思われます。

あの有名な書道家、料理人、美食家、陶芸家でもある古陶磁器に通じた北大路魯山人も「金持ちに目利きはいない」といってます。

それではどうしたらいいのか。

考えてみれば、美術品を買うという行為は、対象が古美術品であったり美術品であったり、すなはちそれが美しいからに他なりません。

当たり前といえば当たり前のことです。

その初心に立ち返ればいいのです。

感動するようなものに出会ったら、必ず買う、ということに立ち返ればいいのです。

自分が心から美しいなあと感じ、感動したら買えばいいのです。

掘り出そうとか儲けようとか、欲で美術品を見ないことです。


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