●古美術の美しさ。


古美術は本当に美しい・・・

古い作品は、時代の求める「美」のフィルターにかかってきたとも言えます。

いつの時代でも美しいと思われ、また使い勝手がいいと思われ、大切に保存、使用されてきた作品たち、こうした作品は時代が変わっても、誰が見ても「美しい」という美の普遍性をもっているのです。

古美術とか骨董という作品はそうした独特の美の香りを持っているのです。それは人間だけが感じる美しさなのです。

美術の美しさを理解する秘訣・・

見慣れることです。

数多く見ることです。

それも注意深く見ているかどうか、また注意深く見ようと努力するかどうか、すべてはそこにかかっています。

その過程をいかに短くできるかはその人のもって生まれた審美眼とか、興味、学ぼうという熱意、意欲にかかっていると言ってよいでしょう。

ですから「美」とか「美術」とか難しく思わないで、単純に感動するものを探せばいいのです。

いろいろな絵を見て、その中からこの絵はいいなぁと思えばいいのです。まったく難しくありません。

「美がわからない」という方々は「わからない」のではなく「わかろうとしない」か、ないしは自分にはわからないだろうとはじめから諦めていらっしゃる方々であるように思えるのです。

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