古箪笥(タンス)の魅力。


和箪笥の歴史は、陶磁器のように何百年も遡るわけではありません。


タンスが一般的に使用されるようになったのは、江戸時代だと言われています。

江戸時代の中期になりますと、庶民の生活も向上し、家具としての箪笥が普及していきました。

明治時代には、箪笥の最盛期を迎えたものの、西洋文化の流入や生活様式の変化によって昭和初期にはほとんど作られなくなりました。

箪笥そのものの歴史は浅いものでしたが、素晴らしい箪笥が生み出されたのも事実です。


◆箪笥の種類


箪笥には、次のようなものがあります。
箪笥、帳場箪笥、衣装箪笥、薬箪笥、水屋箪、笥刀箪笥、茶箪笥、階段箪笥、車箪笥などがあります。

衣装箪笥などは主に嫁入り道具として制作されたといわれています。

当時は今のような大量生産はできませんでしたので、箪笥職人の心のこもった素晴らしい箪笥が生み出されたのです。

◆箪笥の箪笥の産地


有名な箪笥の産地は、山形県庄内の庄内箪笥、山形県米沢の米沢箪笥、、宮城県仙台の仙台箪笥、長野県地方の松本箪笥、岩手県地方の岩谷堂箪笥、福井県三国の三国箪笥、滋賀県近江の近江水屋箪笥、新潟県佐渡の佐渡箪笥、福島県二本松の二本松箪笥、などがあります。


◆古箪笥の魅力


古箪笥は、主に木、漆、金具の三つの部材からできていますが、現代では考えられないほどの手間暇をかけて作成されています。

古い時代の箪笥を現代に作らせたら、100万円以上の金額になるでしょう。

西洋の家具のように華やかではありませんが、然素材のぬくもりを感じさせてくれる日本ならではの家具です。
世界に誇れる文化の一つではないでしょうか。


古箪笥はまさに美術品
     まさに美術品

 

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