●金・プラチナ・貴金属。


●カラーゴールド。

ゴールドは、割金に何をどの程度含ませるかで、その色が変化します。
18金を例にとって、代表的なものをご紹介しましょう。

1)イエローゴールド……銀5:銅5
2)レッドゴールド……銀3割以下:銅7割以上
3)ピンクゴールド……銀3割以下:銅7割以上で、パラジウム(白い金属)をまぜたもの
4)グリーンゴールド……銀7割以上:銅3割以下
5)ホワイトゴールド……パラジウムを中心に銀等も混ぜたもの

※上記は、決定版としての割合ではありません。

さまざまな定義があり、その中から一般的と思われる数字を抽出しました。

ここでこぼれ話。

日本語で「白金」と呼ばれるものは、プラチナを指します。

ホワイトゴールドは、日本語でも「ホワイトゴールド」。

白色の金合金ですから、プラチナとは別物です。


かつて、プラチナをよく白金と読んでいた時代があり、そのころにはホワイトゴールドと混同されるケースもあったようです。

●プラチナとその合金。

プラチナは17世紀に発見されました。
融点は1769度。

「火にも溶けない白い金」と呼ばれました。

しかし人類との付き合いは、もっともっと古くからありました。

紀元前700年ごろ、古代エジプト王朝の遺跡から見つかった、「テーベの小箱」。

この美しい化粧箱には、プラチナが銀象嵌の中に埋め込まれていました。

当時の人々が、それをプラチナと認識し使ったかどうかわかりませんが……。

プラチナは19世紀、カルティエが作品に使用したことにより、

多くの人々の注目を浴びました。

そして21世紀の現代、日本は世界一のプラチナ消費国といわれています。

それほど、日本人はプラチナを深く愛しているのです。

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