●アンティーククレクションの魅力。


●人形。

★ゴーチェ。

1800年代末、フランス、ファッション・ドールやベベのヘッドやパーツを製作。
他にラベリー&デルフィーユ、プティ・デュモンティエ、ファルク・ロッセル、R.コードニエー、A.テュイエ、ヴィッシィーなど、数十社の人形・おもちゃメーカーにヘッドを供給していました。

F.ゴーチェとして発表された人形にはゲズランド社をはじめ他社で製作した種々のタイプのボディがあり、古いものではキッド革製、金属製の骨組みの入ったストッキネット製(メリヤス編みの布地)、木製そしてコンポジション製などがあります。

ベベのヘッドにはF.Gの刻印マークがあるが、ファッション・ドールには必ずしも付いていなません。
またゲズランド社はF.ゴーチェからヘッドを買いゲズランドの人形として販売していました。


非常に高価になるゴーチェ人形
       非常に高価になるゴーチェ人形

★マルセル。

1900年のドイツ、アーモンドマルセルは1896年にエドマンド・ノッチとその妻であるエミリーが父親の家の一部屋を借りて人形工房を始めた事からその歴史が始まりました。

一番初めに作られた人形は小さな陶器製の人形と紙が原材料のペーパーマッシュ人形でした。

その後、クロスボディに木毛を詰め、ビスクのヘッドにはアーモンドマルセルのブランド名を付け、本格的にビスクドールを造るようになりました。

また、アーモンドマルセルはドイツやアメリカのドールメーカーにビスクドールヘッドを供給していたこともあり、非常に沢山のビスクドールが造られました。

アーモンドマルセルは、アンティークドールの中では一番数が出回っている人形なため、個体によってそのクオリティは様々で、同じアーモンドマルセルの人形でも価値が変わってきます。

アーモンドマルセルのビスクドールの特徴は顔と手足の先が陶器製で、胴体部分は革で出来ているのが特徴で、陶器製の手足が割れていたり、折れていたりすると買取額に影響が出てきます。

ビスクドールのコレクターは世界中に多く、わざわざ海外のオークションサイトに参加して手に入れている方も多い人形です。

比較的安価なマルセル人形
    比較的安価なマルセル人形  

★テディベア。

テディベアは、イギリスやフランスなど世界中で作られていた縫いぐるみですが、最も高い価値があるものが、ドイツのシュタイフ社の製品です。

アンティークとしての価値がある製品を見分けるコツは、

・中の詰め物のワラが、ぱんぱんに詰めてあるものが良く、固い手触りが良い。
・毛の抜けないものが良い。
・目玉は、木→ガラス→硬質ゴム→プラスチックという順に進化してきましたが、木でできているもの は希少で、価値があります。


ドイツのテディベアは高価
       ドイツのテディベアは高価

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